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クーデンホーフ光子がヨーロッパの母と呼ばれ尊敬される理由とは?

みなさんはクーデンホーフ光子という方をご存知ですか?

7月1日の「ありえへん∞世界」では
[世界と日本の知られざる絆スペシャル]ということで
日本人にはあまり知られていないけど、
ある国にとっては有名すぎる日本人3名が特集されます。

その内の1人がこのクーデンホーフ光子です。

今から120年前、日本人として初めて国際結婚をし、
後にヨーロッパの母とまで言われ、
現在でも尊敬されているクーデンホーフ光子とは
いったいどのような方なのでしょうか?

尊敬されている理由とともに掘り下げていってみたいと
思います。


<クーデンホーフ・カレルギー光子>

旧名:青山みつ(1874年7月24日〜1941年8月27日)

オーストリア・ハンガリー帝国の貴族、
ハインリヒ・クーデンホーフ・カレルギーの妻で、
リヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーの母です。

日本人で唯一、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と
会話した人です。

この時点で凄さが十分にわかりましたね。

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[どのようにして二人は出会ったのか?]

駐日代理大使として東京に赴任してきたハインリヒに
見初められた光子は、大使公邸の小間使いとして
奉公することになります。

ある日、ハインリヒが馬で移動中に滑って馬ごと
転倒してしまいます。

そこで光子が手当をしたことから二人の仲が
深まったと言われています。

1892年の話です。

この頃の日本はまだまだ閉鎖的な社会であり、
外国人と結婚するなんて考えられなかった時代です。

国際結婚が当たり前である現在とは大違いですね。

周囲が猛反対する中押し切って結婚に至ったようです。

光子は実家から勘当され、
ハインリヒも相当な犠牲を青山家に払いました。

そしてこの結婚が、当時の東京府に届け出された
初の国際結婚と言われています。

1893年のことでした。


[日本を離れオーストリア・ハンガリー帝国へ]

1896年、明治天皇の皇后美子から
「異国にいても日本人の誇りを忘れないでください」という
激励を受け、ハインリヒの祖国へ行きます。

当時は極東の島国から来た光子への偏見の眼差しが強かったみたいです。

そこでハインリヒは妻を守るため、

「もし我が妻に対して、ヨーロッパ女性と同等の取り扱い以外を
示す者には何人を問わず、ピストルによる決闘を挑む」

と宣言しています。

すごい愛ですね。


[光子が現在もなお尊敬される理由その1]

光子には悩みがありました。

十分な教養を受けてきた夫ハインリヒ、
そして小学校を出ただけの光子とは
教養の差がありすぎたのです。

もちろん子供の質問にも答えられない状態。

これではいけないと思い、ヨーロッパ人の母が
心得ているものを身につけようと努力したのです。

家庭教師をつけ、子供より先に勉強し、
語学や教養を身につけ、
さらにヨーロッパ風の立ちふるまいなども
必至に勉強したそうです。

その母の姿は子供たちの心に強く影響しました。


[光子が現在もなお尊敬される理由その2]

1914年、第一次世界大戦が始まります。

オーストリア・ハンガリー帝国は日本とは
敵国同士です。

反日感情が沸き起こったウィーンでは
日本人外交官や留学生が国外退去しますが、
光子だけはたった一人の日本人として残ります。

光子は赤十字に奉仕します。

黒い瞳をもつ光子の看護に人々は好感を
持ち始めます。

さらに光子は領地の農民を指揮し森林を切り開き、
畑を作ってジャガイモを実らせます。

そしてそれらを国境の戦線まで運ばせました。

ロシア軍に苦戦し食糧難に悩まされていた
オーストリア兵は
「生き身の女神さま」と光子を称えています。


[光子が現在もなお尊敬される理由その3]

光子の元を飛び出した子供たちはそれぞれ
立派に成長します。

中でも東京生まれのリヒャルトは著作で
ヨーロッパ統合を提唱し、
まさにそれが今のEUの概念となっています。

リヒャルトは1923年に著書「パン・ヨーロッパ」を
発表。

「ヨーロッパの28の民主主義国家がアメリカのような
一つの連邦国家としてまとまるべきだ」
というものです。

人々はこのリヒャルトの思想に、分析を特徴とする
西洋思想に対して総合・統一という東洋思想を
感じ取ります。

そして実はこのリヒャルトの母が日本人であるということが
世間に伝わると、
「ヨーロッパ連合案の母」
「パン・ヨーロッパの母」
などと言われました。

後にリヒャルトの思想が現在のEUを生んだと考えると
日本人としてもかなり誇らしく思いますね。


そして光子の自分の使命を果たした姿に
心より尊敬します。

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